4回目に扱うのは、今まで扱ってきたバンドとは違って多少知名度は低いかもしれませんが、確かな実力を持ったライブバンドとして
音楽好きや業界内では大変有名なスリーピースバンド、FUZZY CONTROL(ファジーコントロール、通称「ファジコン」)です!
近年、ドリームズカムトゥルー(ドリカム)のバックバンドとして同ライブに参加するだけでなく、ドリカムと組んでシングルを発売、サポートとして紅白出場を果たす等、
これだけでもファンとしてはビックリしておりましたが、その後、ファジコンのJUON(Vo・Gu)とドリカムの吉田美和(Vo)が結婚したことには更にビックリ!
このことでファジコンを知った方もおられるのではないでしょうか。
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サラブレッドが集結するバンド!
このバンド、表題にも書いてあるとおり、まさにサラブレッドバンドで、元々全員音楽家の親をもっており、インディーズ界では話題だったみたいです。
JUONなんて、母親(りりぃ)のステージですでに中学生の時からライブデビュー。CHARにもギターを教ってお墨付きを貰い、CHARのライブでもちょい参加したりするくらいの実力者。
ドラマーのSATOKOは、父親がフュージョン界の手数王として有名なドラマー菅沼孝三の娘で、近年はドラムクリニックをしょっちゅう開催する、ドラマー界のアイドルですね。
女の子とみて舐めてると痛い目みます(笑)。
ベースは、これもミュージシャンを親に持つKENKEN。しかし、残念ながらメジャーデビュー前に脱退したため、(彼が一番ある意味有名かもしれませんね。彼の兄が皆さんご存知、
ドラマー・俳優で有名な金子ノブアキです。ファジコン脱退後ににお兄さん等と結成したバンドが「RIZE」です。)
オーディションを経て加入したのが、ベースのJOEです。彼のベースは、笑えるくらいREDHOTCHIRIPEPPERS(レッチリ)のFLEAにソックリです!
私がこのバンドと出会ったのは、ファジコンが1stアルバム「First Control」を発売したあとの第1弾シングル「i'LL get the freedom」のプロモーションで
TVK(テレビ神奈川)の音楽番組に出演していた時でした。
そのスタジオライブを見て、「イキのいいバンドが出てきたな~」というのが第1印象で、かといってテクニックがおざなりでなく、むしろしっかりしていたのが
他のバンドとは違う感じでしたね~。
ステージアクションが激しいのに、ちゃんと弾けてるんですよ~。ちょっと突っ込みすぎなのが、また若さを感じて面白かったです。
まさにライブ榮えするバンド! そのスタジオライブを見て以降、ずっと動向を追い続けているわけです。
音楽的なことを具体的に説明しますと、先ほどいったシングル「i'LL get the freedom」は、跳ねたリフを持っており、
ベースがレッチリにそっくりだといいましたが、恐らく他のメンバーもレッチリに影響を受けているようで(まあ、世代的なものですかね?)、まさにファンキーでノリのいい曲です。
でも、サビの部分は、JPOP的というか、わかりやすいメロディーになっているのが日本人的なんだろうな~。
ちなみにJUONのボーカルもロックに適した声質で、非常にカッコイイです。沖縄出身ということで、英語も堪能なのかしら?あまり英詩の部分も違和感を感じないのが、
洋楽ロック好きとしては非常に好感を持てます。
なお、ギターサウンドは、とてもシンプルなマーシャルサウンドで硬派なロックサウンドを味わうこともできます。サウンドは基本的に一貫してますね。
王道のロックではあるものの、ファンクロックやパンクの要素が混じっているのが彼らのスタイルといっていいでしょうか?
てこれ、まんまレッチリじゃん(笑)。。。
というわけで、私の中では、和製レッチリとしてインプットされている。高いお金払わなくても日本でファンクロック見れるよ~~~!!!
このレッチリスタイルについては、1stアルバム「First Control」から2ndアルバム「2(twice)」では強く踏襲されていくものの、
3rdアルバム「FUZZY COTROL」や4thアルバム「4 FORCE」では、消えはしないものの徐々に薄れていっている印象です。
非常に聞きやすく、且つ力強いロックソングが中心となり、正統派なハードロックバンドへと変化している感じがします。
正直なところ、この変化については、個人的には複雑でした。
非常にカッコいい曲多いですよ!「モナリザ」とか「twiligh」・「liberation 」、みんないい曲なんです。
センスを感じるコード進行とか、アレンジも含めて最高なんですけど、ちょっと単純でわかりやすいファンクさが薄れていくのは残念でしたね。
5thアルバム「SUPER FAMILY CONTROL」では、ドリカムのバックバンドになった影響かわからないですが、ミドルやスローテンポの曲が増えていきます。
このままレッチリスタイルは消えるのか?と思っていたところ、次のアルバムで驚きの進化をしてくれました(喜)!6thアルバム「ROCKS」です!!!!
最初に言っておきますと、レッチリスタイルを全面に押し出したものではなかったです。でもこのアルバム本当に「熱い」です!
3rdっからの反動か、王道ハードロックの純度が圧倒的に上がり、全開ロック曲だらけです。
シンプルにロックと向き合った結果なのか。ライブ感・曲、文句ないですね~。前作のちょっとしたモヤモヤを
吹き飛ばしてくれた快作です。ありがとう~~!もちろん、彼らのテクニックも存分に味わえます。
このアルバム、絶対、オススメですよ~!
ちなみに、以前、コカ・コーラゼロのCMにファジコンが出演。ステッペンウルフの「Born To Be Wild」をカバーしておりました。
当時のCMは、ユーチューブにもアップされておりましたので興味がある方は見てみてください!イケてますよ~。
ではまた、次回!
ライター:サイート