リズムギター:カッティング徹底分析⑤ 9th基本パターン

カッティング奏法、特にファンク系のジャンルで多用されるテンションは9thです。テンション・ノートを加えたコードをテンション・コードと呼びます。

スポンサーリンク

コードトーンの上にテンションを加えることにより、より響きのある豊かなサウンドとなるため、必ずマスターしていかなければなりません。

早速、9thコードをチェックしておきましょう。

今回覚える必修コードフォームは、次の3つです。


カッティング練習 9thコードフォーム

①5弦ルート基本形

このフォームは最も多用される基本形です。又、1弦を弾かず、2弦の9thをトップノートに持ってくる4声のフォームもよく使われます。

②6弦ルート 

このフォームも覚えておきましょう。3弦に9thが配置されています。ルートは省略したフォームです。

③6弦ルート

このフォームは1弦に9thが配置されています。ルートは省略、場合により親指で弾くこともあるフォームです。

さて、フォームを覚えたら9thコードを使ってバッキング・パターンを弾いてみましょう。

基本的かつ実践的なパターンなのでしっかりノリが出てくるまで練習してみましょう。

典型的バッキングパターン①

カッティング練習 バッキングパターン①

これは②の6弦ルートのフォームを使用したものです。

 

1つ目のポイントは1拍目のスライドです。

半音下(上)からのスライドは頻繁に見られる手法です。経過的な役割ですが、非常にアクセントとなるので効果絶大です。

 

2つ目のポイントは3拍目、8分音符が連続する箇所です。

しっかりと16beatをキープしてタイトなプレイを意識しましょう。

 

3つ目のポイントは同じく3拍目。

小指を伸ばし1弦でオクターブ上の9thを装飾的に弾いている点です。コードフォームが崩れてしまわないようにストレッチしましょう。

 

4つ目のポイントは4拍目裏の8分休符です。

直前の16分音符を歯切れよく切り、しっかりと休符を出しましょう。休みというより休符を弾くという感覚です。

典型的バッキングパターン②

カッティング練習 バッキングパターン②

これも②のフォームを使用したパターンです。

ポイントは、譜面上は8分音符が中心ですが、フィーリングは常に16beatを感じてプレイすることに尽きます。

 

全体的に大きなノリが出るように意識して弾き続けてみましょう。

ライター:金澤 幹夫

スポンサーリンク


初心者から上級者まで必見!ギター講座


あなたにおすすめ

楽譜、ギター講座、おすすめなど

初心者でも楽しめるソロギターアレンジ譜(フォークギター、クラシックギター用の楽譜(タブ譜))
初心者・アマチュア向けギター講座(クラシックギター、フォークギター、エレキギター対応)
初心者から楽しめるクラシックギターの楽譜(タブ譜)(フォークギターでも可)
みんな、これきいた?おすすめギター音楽(クラシックギター、フォークギター、エレキギター)
エレキギターで弾くクラシック音楽の楽譜(タブ譜)
気になるギターグッズ(エレキギター、フォークギター、クラシックギター)