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禁じられた遊び(後半)
クラシックギターの名曲「禁じられた遊び」の後半です。後半は前半に比べ、左手がすこしきつくなるので、難易度は若干あがります。
「禁じられた遊び」は、映画のタイトルですが、いつしか劇中に流れるこの音楽をそう呼ぶようになりましたね。これまで、「愛のロマンス」と呼ばれていましたが、実はこの曲、いつ誰が作曲したのか最近まではっきりとわかりませんでした。
従来、スペイン民謡や同映画で演奏したギタリストのナルシソ・イエペス作曲ではないか?などと錯綜していましたが、実際はスペインのギタリスト「アントニオ・ルビーラ」(1825-1890)の作曲した"ESTUDIO"(練習曲)だそうです(タブストックでは便宜的に「禁じられた遊び」と呼びます。)。
確かに、演奏技術面で見ると練習曲的な色は濃く、ソロギター・クラシックギターの教則本やギター教室の初心者コースなどでもよく取り上げられていますね。
アントニオ・ルビーラの作った練習曲と世界中に広まっている「禁じられた遊び」は、演奏方法が少しだけ異なります。
ここでは、一般的に広まっている弾き方を取り上げていますが、原曲のタブ譜も作成しましたので、興味のある方はためしに弾いてみてくださいね。
禁じられた遊び(後半)の楽譜
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ギター演奏ポイント
前半は短調(暗い感じ)でしたが、後半は長調(明るい感じ)になります。曲にもよりますが、クラシックギターは短調の方が弾きやすいことが多々あります。禁じられた遊びも、前半の短調に比べて、後半の長調はセーハもきつく、大きく手を開くことになるので、難しくなります。
セーハがキツイと感じたら肘を手の甲のほう少し突き出すように、開くのがキツイと思ったら、ネックの背面にある親指を1弦側に少しズラすと、弾きやすくなります。禁じられた遊びの右手は全体を通して同じなので、前半が弾ければ問題にはならないと思います。
禁じられた遊びって、どんな遊び?
「禁じられた遊び」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?フランス映画「禁じられた遊び」をご覧になったことがある方は、「禁じられた遊び」がどんな遊びなのかはご存知かと思います。
「禁じられた遊び」と聞いて、何を連想するか知り合いに訊いてみたところ、一番多い答えは「不倫」でした(苦笑)。つまり「火遊び」ですね。しかし、「禁じられた遊び」は大人の火遊びではありません。答えは、次の楽譜「禁じられた遊び 完全」をご覧ください。