はじめてのアドリブ入門講座⑬ Blue Note

今回はBlue Noteの基礎をマスターしましょう。

Blue Noteとは一般的にMajor scaleの第3音、第5音、第7音を半音下げた音のことです。

ギターはとてもBlue Noteを表現しやすい楽器であるといえます。

それは、本来のBlue Noteとは半音の更に半分(Quarter tone)、ようするに4分の1の微妙な音程が要求されます。それをギターでは弦のベンドによって表現することが可能だからです。

ピアノなどの平均律の楽器では、表現できない音程がギターでは可能なのです。

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ニュアンス的な部分が多く記譜しにくいBlue Noteですが、このように定義されています。

早速、響きを味わってみましょう。

まず、Major scaleの3,5,7音を半音下げるということですが、その前にMajor scaleを確認しておきましょう。


A Major scale

【初心者】ギターアドリブ入門講座 ブルーノート Aメジャースケール

このスケールの3,5,7音を半音下げたものが、次に示すBlue note scaleとなります。

A Blue note scale

【初心者】ギターアドリブ入門講座 ブルーノート Aブルーノートスケール

音の並びはR,2,b3,4,b5,6,b7,R となります。

グッとBluesyになるのがわかると思います。

では、いつものminor pentatonic scaleにもBlue noteを用いてみましょう。

A Blue note pentatonic scale

【初心者】ギターアドリブ入門講座 ブルーノート Aブルーノートペンタトニックスケール

そもそもminor penta=Blue note pentaです。

名称がことなるだけなので最初からb3,b7が含まれています。

ここではそれにb5を加えた状態でのBlue note pentaを覚えましょう。

b5の響きがとても特徴的なのがわかると思います。

これだけで充分Bluesyになりますね。

 

■2オクターブをリズムを変えて練習しよう!

ではこのBlue note pentaを基本ポジションで弾いてみましょう。2オクターブ分となります

【初心者】ギターアドリブ入門講座 ブルーノート(2オクターブ)

まずはイーブンで響きを感じながらポジションを馴染ませていきましょう。

慣れたら、シャッフルビートで跳ねて弾いてみましょう。

説明上、譜例は上行型のみですが、もちろん下降型も練習してください。

 

今度は、三連符で試してみましょう。

【初心者】ギターアドリブ入門講座 ブルーノート(2オクターブ、三連符)

三連符は非常に重要ですので、今後たくさんトレーニングパターンを取り上げていきます。

 

なによりBlue noteで大切なのは、響きを感じ感情的に弾くこととなってきますので、味わいながら基本ポジションを覚えていってください!

ライター:金澤 幹夫

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