こんにちは!早くも第三回です。
「子どもと、ゲッツ/ジルベルト聞きました。」なんてかたが、もしいらっしゃったら、嬉しいですね。
僕はといえば、妻が里帰り出産なもので、もうしばらく一人暮らしです。娘に早く、音楽を聴かせてあげたい!
素朴な疑問なんですが、子どもの頃に聴いた音楽が記憶に残るのは、いつくらいなんでしょうか。単に実体験で言えば、3,4歳くらいからは、おぼろげながら、音楽の記憶が残っている気がする。ピアノのレッスンをはじめるのも、これくらいの年齢が定番ですしね。僕も3歳の頃からピアノを習ってました。
近年では、音楽をはじめると良いとされる年齢にも諸説さまざまあるようですね。ピアノも、多少、遅くはじめても問題無いという考え方もあるそうです。ただ、早くて駄目ってことは無いでしょうね。
今となっては親に感謝してますが、当時はレッスンは大嫌いでしたね。
小学校5、6年生の頃には、自分で好きな音楽を探すようになってたので、レッスンは嫌いだけど音楽自体は好きだったようで、ビートルズなどを好んで聴き始めたのも、この頃でした。
娘には、なにより、楽しく音楽に接して欲しいと思います。巧く無くたって良いんだ!でも、クリック聴きながら練習しろよな(笑)。
子どもの頃は、メトロノーム大嫌いでしたね。あんなヤツは折ってしまえと常々思ってました。
・・というわけで、今回は、ジョニミッチェルの「逃避行」です。
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逃避行
前回、前々回は、聴いていると、自分も演奏したくなるアルバム。今回は、なんだか、真似っこするのが大変な、すごすぎるアルバム。
おまけに、アコギなのか、エレアコなのか、エレキなのか、演奏している楽器も多彩。とはいえ、全編、非常にアコースティックなフィーリングが漂っているアルバムです。
カナダ出身の女性シンガーソングライターであるジョニのアルバムは、初期は、ほとんど、アコースティックギターかピアノによる弾き語りをメインに据えたスタイルでした。参加ミュージシャンが多彩なこのアルバムも、やはりその流れは組んでいます。
そして、僕が子どもと一緒にこのアルバムを聴きたい最も大きな理由。ジョニミッチェルの歌や演奏が素晴らしいことは、もちろんなんですが、参加ミュージシャンがこれまた豪華なんです。
なかでも、偉大なベーシスト、ジャコ・パストリアス、そしてギタリスト、ラリー・カールトンは、音楽好きのかたは、一度はどこかで耳にしていると思います。
一度にこれだけのミュージシャンの演奏に触れ合えるなんて、なんだかお得!
ラリーカールトンといえば、数年前、B'zの松本孝弘さんと競演してたので、それで知っている人もいるかも?
彼が全編アコギを演奏するブルージーな"Blue Motel Room"も素敵です。
ジョニ・ミッチェルの楽曲は、オープンGなどの変則チューニングが多く、不思議な響きのする楽曲が多いです。
そこに、ジャコのあの独特なベースが組合わさることで、このアルバムでしか聴くことの出来ない独特な音響空間を生み出しています。
1曲目のCoyoteから一気にジョニの世界観に、気持ちを持っていかれますね。
余談ですが、このアルバム全体で聴こえるフレットノイズの音も、エンジニア的に参考になります。なんともさりげなく心地よく聴こえるフレットノイズですよね。このくらいのバランスで録音出来たら最高ですね。
天才が集まって生み出される、唯一無二な音響空間と、演奏。ぜひ、子どもと一緒に聴いて欲しいと思います。心地よい音楽なので、リラックスして寝てしまうかもしれません。
ジョニ・ミッチェルのように音楽に自由でいて欲しいと思います。恋にも自由だったそうですが。。笑
次回は、ナラ・レオンの「私の初恋」を紹介しようと思います。
それではまた♪
ライター:櫻井 詩郎