もしカノンをエレキで弾いてみたければ、こちらの楽譜を参考にしてみてくださいね。
カノンはコード進行が現代的なので、バンドの楽曲にも編曲しやすいと思います。
ここでは、BOSS BR-80での楽曲作成の手順をご紹介していきたいと思います。作るのって、楽しいですよ!
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カノンロック 楽曲作成過程
BOSS BR-80の機能
MTRには、BOSS BR-80を使用します。
BOSS BR-80 には、嬉しい機能が満載です。
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様々なエフェクターが搭載されていて、エフェクトの効きも良いので、エフェクター実機を用意する必要がない。
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豊富なドラムパターンから選んで、貼り付けるだけで簡単にドラムラインが作れる。
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ベースを持っていなくてもギターからベースにエフェクト変換できる。
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軽くて、小さ目。ハンディで携帯に便利。
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価格が安い(2万円強?)
なので、BOSS BR-80、エレキギター、シールド1本、ヘッドフォンがあれば、すぐに楽曲を作れちゃいます。
チューナーもBR-80に内蔵しているので、不要ですよ。
MTR(マルチ・トラック・レコーダー)を選ぶ
電源を入れて、MTRに設定します。
楽曲を管理する「SONG」を選択します。
※BR-80 には、MTRモードのほかに、「eBand」「LIVE REC」モードがあります。「eBand」モードでは完成した曲(いくつか、あらかじめ用意されています)をバックに演奏を楽しむことができ、「LIVE REC」では内蔵マイクを使って簡単に生音を録音できます。
新しい楽曲を作る
「SONG」を選択したら、新しく楽曲を作るので「NEW」を選択します。
楽曲のジャンルを選ぶ
はじめに、作成する楽曲のジャンルを選びます。
いろいろありますが、「METAL」を選んでおくと、打込み・エフェクトの設定時などにメタル系のものがリコメンドされるだけです。
「METAL」を選んでも、ロック、ブルース、ジャズ系など、他の打込みやエフェクトも使えます。
楽曲の管理画面
すると、楽曲の管理画面に移ります。
ここでは、どこのトラックに何を録音するか決めます。
ドラムを打ち込む(動画:0~0:26)
本体の「RHYTHM」を押すと、ドラムの打ち込み画面になります。
ここでは、ドラムのパターンや長さ、テンポを決めます。
パターンにはいろいろなタイプがあって、どの小節にどのパターンを置くか選択するだけです。簡単!
【主なドラムタイプ】
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I(イントロ):楽曲のイントロで使うようなドラムパターン
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V(バース):ドラムのメインパターン
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F(フィル):フレーズをつなぐドラムパターン
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E(エンディング):楽曲を終わらせるようなドラムパターン
ドラムを打ち込んだ後
設定終了。表示は下記のような感じです。
イントロ(I)1小節 → バース(V)7小節 → フィル(F)1小節 → バース(V)7小節 → エンディング(E)1小節
ギターでベースラインを録音(動画:0:26~0:54)
ドラムの打ち込みが終わったら、ベースラインを録音します。
ベースラインは、もっとも単純なコードのルート音にしました。
「COSM」を押して、「Guitar to Bass」から「LOOSE BASS」を選択。これで、ギターがベースに早変わりです。
あとは、管理画面で「REC」「PLAY」を押せば打ち込んだドラムが流れるので、それにあわせて、ギターでベースを録音できます。
ギターリフのエフェクトを設定する(動画:0:54~1:23)
ベースの録音が終わったら、今度はギターリフ(バッキング)を録音します。
おなじく「COSM」を押して、エフェクトを選びます。
リフは激しいのが好きなので、「80年代メタル」の「メルトダウン」を設定。
あとは、ベースラインを設定したときと同様に録音します。ギターリフの楽譜はこちらから。
アコギリフを設定する
エレキのギターリフだけでもいいのですが、楽曲がスカスカにならないように、アコギのバッキングも録音します。
ベースと同様、ギターから変換できますが、アコギシミュレート機能はさすがに生音には劣るので、こだわる方はアコギ生音を入れたほうがいいかもしれません。
今回は後ろの方で遠くから鳴る程度のバッキングなので、ギターから変換しました。
リードギターのエフェクトを設定する
イコライジングをする
録音が完了したら、各トラックの音量を調整したり、イコライジングすることができます。
BOSS BR-80 なら、録音後の後処理もできるんですね、便利。
マスタリングをして完成!(1:24~1:53)
最後に全てのバランスをとるため、マスタリングして完成です。
マスタリングは、どんなモードで行うか選択するだけなので、知識も何もいらず、直観的にいいっと思ったものを、ボタンを押すだけです。
こまかな設定もできる(?)ようですが、わからないのでざっくりと気に入ったものを選択。
マスタリングが完了すると、WAVファイルで曲が出来上がります。
いまや、BR-80のような簡単に楽曲を作ることができるMTRが安価で手に入るようになりましたね。創造性が広がるアイテムを使うと、ギターの楽しみが広がります。
フルの楽曲を作らなくても、簡単なバッキングトラックを作っておくだけで、ギターカラオケが楽しめます。
ぜひお試しくださいね。